2005年10月12日

祖母

おおくぼ歯科クリニック・院長の大久保恵子です。
先日、体育の日の連休は栃木県の実家に久しぶりに帰りました。

私の祖母は80を過ぎています。(祖父は90歳です)
その祖母にインターネットで当院のホームページを見る方法を
教えました!

キーボードへの入力はさすがに難しいので、パソコンを開いたら
すぐにおおくぼ歯科クリニックのホームページが出るようにし、
後はマウスの使い方や、各ページの見方、クリックの仕方など
簡単ですが一通り教えてみたのです。

するとビックリすることに、彼女の一番興味のあるページは、
なんと、私のブログではなく、インプラントなのでした!

インプラントの仕組みや治療の流れなどとても熱心に読み、
「なるほどよくわかるわー。いいものができたんだねー」
そして、「私もインプラントしたい!」


私の祖母は学歴こそありませんが、本当に頭がよく、何事にも
興味をもって、知識も豊富な女性です。

私と叔母が「ネイル」の話をしていても、
「ああ、あれね、若い人に人気があるのよね。
昔は凝ってる人も少なかったけど、今はみんなやってるものね。」
更に、カリスマネイルアーティストのドキュメント番組の話などするのでした。

私の韓国土産の小さいバッグも、
「これはなんていうブランドなの?
人に聞かれたときすぐわかるようにカタカナで書いてちょうだい。」
といい、小さい紙にカタカナで名前を書いた物をバッグにしまうのでした。
もちろん何度か唱えて練習してから。

この好奇心は本当にすごいです!
衰えを知りません。

しかも、彼女は昨年1年間腰痛をこじらせて寝たきりに近い状態だったのです。
病み上がり直後ですよ!(今年の夏にやっとベッドから出られたんですから)
腰痛から復活したときもびっくりしました。
80歳過ぎて1度寝たきりになったのに、健康な状態をとりもどし、
しかも腰が少しでも曲がっているのを良しとしません。

昔から趣味も多才で、短歌に墨絵、書道などどれも玄人裸足です。

彼女の昔からの口癖は
「時間がもったいない」
です。

戦争を体験し、青春時代をさまざまなことで犠牲にしたせいでしょう。
自分で好きなように時間が使えるようになったのが私が生まれる少し前位
だったのだと思います。
それまでやりたくてもできなかったことを思いっきりやって、
それからが彼女の青春だったのでしょう。

私はと言えば、物や時間(自由)にあふれる現代に育ち、「時間がもったいない」と
言われながらもその意味が理解できないような学生時代を過ごしてきました。

やはり失って初めて大切さに気づくように、過ぎてみると、
家族と過ごした時間、友達と過ごした時間、思う存分勉強できる時間、
何者なのか解らない自分を探していた時間、無造作にすごしてきた
膨大な時間が、今はとても貴重だったことが解ります。

そして今私は、毎日時間に追われ、分刻みの日常を過ごしています。
「時間がない。時間を作らなければ。」
これが最近の私です。
そしてやっと、
「時間とはとても貴重で、もったいない、大切に使うものなのだ。」
と、実感できるようになったのです。

祖母から教わったことはたくさんあります。
そのもっともすばらしいものが、時間、好奇心、そしてその二つを味方に
行動すれば、人生はいつまでも楽しく、何歳でもチャレンジし続けられる
ということ。

私の人生もそうありたいと思います。







Posted by omk19701202 at 02:27 │Comments(0)TrackBack(0)

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